2021年7月15日(21週2日目)- 榊原記念病院での診察
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埼玉医科大学総合医療センターの紹介状を持って、榊原記念病院へ。
当日は妻は午後半休で職場から直行、僕は有給休暇を取得し、自宅から車で合流。
埼玉医科大学総合医療センターへは渋滞に巻き込まれやすい反面、榊原記念病院へは1特に混む道もなく、1時間程度でアクセスできるため、ここの利点も大きい。
ここは新型コロナウイルスのワクチン接種会場にもなっているようだ。
診察が始まるまでの間、近くに生まれたばかりの赤ちゃんと母親がいた。
その寝顔はとてもかわいらしく、いつまでも眺めていたかった。
これまで他人の赤ちゃんにあまり興味がわかなかったが、不思議なことに今はとても愛おしく感じてしまう。
その子がこれからどんな人生を歩むのか、遠い未来を想像しながらワクワクしていると、診察室に呼ばれた。
これから1時間ほど時間を掛けてエコー診断をするとのこと。
残念ながら、他の科の先生も集まるため夫は診察室からでていくように言われてしまった。
小一時間暇を潰す方法がこれといってないため、車に戻り、エンジンをかけながら昼寝をすることに。
そのうちに妻から「来てくれ」とラインが入ったため、急行。
診察室に入ってしばらくすると、小児循環器科と産婦人科の先生が2人来た。
まずは小児循環器科の先生から詳細を説明してもらった。
総肺静脈還流異常症の説明は埼玉医科大学総合医療センターで聞いたことと大きな違いはなかったが、以下の点を聞いて驚いた。
なので、総肺静脈還流異常症で空いているべき心房中隔欠損が閉じるかどうかは、生まれた後にしか分からないのだ。
後は取りうる手術の方法などの話を聞いた。
榊原記念病院で手術を受ける場合は、出産後、数日新生児の体力をつけて準備できてから、手術をするそう。その後、しばらく入院が必要となる。
なので、出生直後から育児休暇を取得しようと考えていたが、その必要はなさそうだ。
その後、産婦人科の先生と色々相談。
ちょっと心配だった心臓以外の合併症が見つかったときの対応について聞いてみた。
ここは心臓専門のチームでやっているため、手に負えないケースはやはりあるそう。
しかし、必要に応じて他の病院と連携をとって転院したり、先生を呼んだりするそう。
総合的な対応力では成育医療センターが良いと思われるが、今の所、総肺静脈還流異常症以外に特筆すべき所見がなく、一般的なあかちゃんよりも大きく成長してくれている。
まず心臓のことを最優先に対応してほしいため、基本的にはここで問題ないだろう。
後は早産時の対応など話した。
心疾患を恵愛病院で見つけた旨を話すと、あぁやっぱりあそこは優秀ですねと先生も納得。胎児のときに見つかって本当にラッキーでしたねと。
ここの病院は、以下の点で安心できた。
不安な点を強いて挙げるとすれば、「手術実績数≒ほぼ1人の先生の実績数」なため、その先生が急に対応できなくなった場合の代わりである。
が、今はほぼ引退している先生(おそらく、高橋先生)が対応するのだろう。
今後、妊婦検診(回数券を使うやつ)は近くのクリニックでも構わないとの話だったが、月に1回は心臓の検診に来る必要があるため、2週間に1回は検診があることになる。
妊婦健診は最初の恵愛病院も含めて迷うところだが、埼玉医科大学総合医療センターはアクセスに難があるため、取りうる選択肢は恵愛か、榊原か。
というわけで、近く予約していた埼玉医科大学総合医療センターの検診予約をキャンセルする必要がある。